台湾発の携帯浄水器『Toprand』をソーヤーミニと比較してみた

CAMPギア
スポンサーリンク
ボン
ボン

どうも、ボンです!

キャンプ歴5年の自然と日本酒を愛す者です。

本日は、今年日本上陸予定の台湾発携帯浄水器『Toprand Filter Vladder』を紹介したいと思います。
このブログ初の、いわゆる企業案件ってやつです。

ボン
ボン

ありがとうございます。

ただ、ギア選定もわりと尖ってる方だと自負しているので、忖度無しにありのままの評価をお伝えできればと思っています。

ちなみに、携帯浄水器はソーヤーミニを持参しており、今までは『ソーヤーミニ買っておけば間違いない』と思っていましたが、その辺も比較検討しながら評価していければと思います。

ボン
ボン

この記事は以下のような人におすすめ!

●Toprandの実力を知りたい

●携帯浄水器を導入検討中

ソーヤーミニとの比較した結果が知りたい

では、いってみましょう。

スポンサーリンク

Toprandとは?

出典:Toprand

そもそもToplandとは台湾発のアウトドアブランドで、今回紹介する携帯浄水器が台湾で予約販売がスタートしたばかりの、出来立てホヤホヤのブランドです。

日本での販売については、2021年年末頃を予定しているようです。

基本スペック

項目スペック
重量120±5 g(一次フィルター綿、活性炭繊維綿を除く)
素材TPU、ABS、PP、PS
容量2000ML
一次フィルター綿5-10μmPPフィルター綿
メインフィルター0.1ミクロン中空糸膜
末端ろ過活性炭繊維綿
適用範囲5-60°C
浄水速度2000ML/分
フィルター寿命1000L
注意事項ジュースやミルクなどの飲み物は不可
価格(2021年11月時点)未定(台湾ドルで約6,600円)

こちらの携帯浄水器ですが、最大の特徴は3点ございます。

● 3段フィルターシステム
● 2L/分という浄水速度
● 2L底開きウォータータンク

という、なかなか面白い内容

今までにないスペックである事は確かです。

詳しい説明の前に、パーツ&組立方を見ていきましょう。

今までの携帯浄水器よりパーツが多い

3段フィルターの採用により、パーツが多くなっているのが分かります。

早速組み立てていきましょう。

組立て

まずは、フィルターを組み立てていきます。

メインフィルターをキャップ接続部分にはめ込みます。

次に、一次フィルター綿を被せます。

そして、活性炭フィルターを装着していくんですが…。

一瞬、この白い布状の物も外しそうになりますが、これもパーツの一部なので注意です。

これで、3段フィルターの準備は完了です。

次に、キャップを装着していきます。

セット内には2種類のキャップが付属されています。

黄色 ➡ 弁無し
白色 ➡ 弁有り

弁有りは写真の通り、ビューっと出てくるためそのまま飲む場合は利用価値がありそうですが、基本的にそのまま飲むことが無い私は弁無しの黄色がスタメンになると思います。

キャップを装着し、ウォータータンクに装着したら組立完了です。

ちなみに、先端のキャップを外して、ソーヤーミニなど他の浄水器を装着する事も可能です。

グレーまたは黒が販売予定!

賛否両論好き嫌いの問題ですが、個人的には色合いがオレンジっていうのが少し残念な点でした。

そう思っていたら、グレーまたは黒色は販売予定との事で、無骨大好きな筆者的にはかなり嬉しい情報です。

これは、激アツです。

しかしながら、グレーか黒が欲しかった!

また、1Lと3Lのサイズ展開も予定しているとの事。

ソロのバックパックキャンプを考えると、個人的にはグレーか黒の1Lがベストチョイスな予感。

ファミリーや複数人でのキャンプを考えれば、3Lという選択肢もアリでしょう。

最大の特徴は3点

では、本題のToplandの特徴について詳しく見ていきましょう。

最大の特徴は以下3点です。

● 3段フィルターシステム
● 2L/分という浄水速度
● 2L底開きウォータータンク

詳しく見ていきましょう。

3段フィルターシステム

まずは、やはりこの3段フィルターシステムは他の浄水器には無い特徴の1つです。

①一次フィルター綿で大きいゴミをキャッチし
②メインフィルターで細菌をブロック
③活性炭フィルターで臭いを吸着

多くの浄水器は②のメインフィルターだけが一般的です。

その点、フィルターを分解できるようにする事でメンテナンスがしやすい点もメリットと感じました。

一次フィルターは大きいゴミが目視で確認できる上に、非常に洗いやすいです。

また、効果を発揮する場面は少ないかもしれませんが、水が死んでるような沼や泥水を浄水するとき活性炭フィルターが良い仕事してくれると思います。

出典:Toprand

どの程度の効果が見込めるのかは、後程ソーヤーミニと比較してみたいと思います。

2L/分という浄水速度

次に、2L/分という浄水速度です。

これは、本当に早いです。

携帯浄水器の中でもトップレベルの浄水スピードだと思います。

2L底開きウォータータンク

次に、2L底開きウォータータンクです。

標準装備でこのレベルのウォータータンクが付いてくるのは有難いです。
これはもう、コノックのフォータータンクそのものです。

この大開口

秒で水が汲めます。

口が狭いタンクだと、水汲みって結構面倒なんですよね。

やった事がある方であれば共感頂けると思います。

その点、このウォータータンクはホント良いと思いました。

流れの穏やかな川や湖なんかでも水汲み効率がブーストすると思います。

ソーヤーミニとの比較

ここからは、私が4~5年愛用しているソーヤーミニと比較していきたいと思います。

項目ソーヤーミニTopland
重量(浄水器のみ)52.2g47.2g
フィルター性能0.1ミクロン0.1ミクロン
フィルター仕様メインフィルターのみ3段フィルター
フィルター寿命38万L1000L
浄水速度700mL/分2000mL/分

詳しく見ていきましょう。

メンテナンス性はToplandの方が有利

ソーヤーミニの場合フィルターを掃除する際、シリンジを使って浄水した水でクリーニングする必要があります。

この場合、シリンジを併せて持ち歩かなくてはいけなかったり、そもそもフィルター内をちゃんと掃除できているのかが分からないという問題点があります。

その点、Toplandのフィルターは分解してクリーニングができ、そして汚れも目視できる点は非常にメリットとして大きいと思います。

フィルター性能は同等、寿命は圧倒的にソーヤーミニ

フィルター性能はどちらも『0.1ミクロン』と同じでしたが、フィルター寿命は圧倒的にソーヤーミニの勝利でした。

Toplandが1000Lなのに対し、ソーヤーミニは38万Lです。
つまり380倍の寿命です。

仮に毎週キャンプをしていたとして、1度のキャンプで2回浄水したとします。

【Topland】
☞1回4L × 52週 = 208L/年
☞1000L ÷ 208L = 4.8年
約5年で寿命

【ソーヤーミニ】
☞1回4L × 52週 = 208L/年
☞380000L ÷ 208L = 1,827年
約1,827年で寿命

1,827年…。
ソーヤーミニはオーバースペックなのは事実ですが、圧倒的にソーヤーミニが勝利です。

ですが、1000Lの寿命でもヘビーユーザーの方以外には十分な性能だと思います。

ただ、数年後『あれ?何Lくらい浄水したんだろう』と不安になる事を考えれば、スペック上寿命がくることは考えにくいソーヤーミニの安心感は凄いです。

浄水スピードは圧倒的にTopland

浄水スピードに関しては、圧倒的にToplandの勝利でした。

ソーヤーミニ700ml/分 に対し、2000ml/分ですからね。
約3倍の浄水スピードです。

ソーヤーミニの浄水スピードに関しては不満しかなかったので、この浄水スピードは感動レベルでした。

使用したらわかります。
浄水スピードが遅い事は想像以上のストレスなので、この浄水スピードはかなりポイント高いです。

川の水で味の比較

次に、川の水で味の比較をしてみました。

栃木県の『大芦川』という川で、結構綺麗な川なので味の変化までは分からないかもしれませんが、とりあえず検証です。

左がToplandで、右がソーヤーミニです。

はっきり言って、目視ではわかりません。

飲んで味を比較してみましょう。

まずは、Topland

Topland

普通に美味しいです。

次に、ソーヤーミニです。

ソーヤーミニ

…ほんのり土臭い?

Toplandは活性炭フィルターのお陰なのか、プラシーボなのか、はたまたソーヤーミニは4~5年使ってきた物なのでフィルターに味が吸着してしまっているのか…。

正確なところは正直分かりませんが、若干の土臭さを感じたのは事実です。

コーヒーを浄水してみた

次に、川の水では分かり辛かったので、コーヒーで試してみます。

ちなみに初めにお伝えしておきますが、この使用方法は下記の通り公式にNGとされている事なので真似しないようにして下さい。

出典:Topland

左がコーヒー原液、真ん中がソーヤーミニ、右がToplandです。

若干、Toplandの方が色合いが薄い気がします。

次にテイスティングです。

…。

これは、結構違いますね。
コーヒーの香りや苦みは抜けきらないですが、Toplandが一番味が薄く香りも少なかったです。

どうやら活性炭フィルターの影響が大きいようで、外して浄水してみたところソーヤーミニと同じ味わいでした。

ゆえに、より美味しい水を飲みたいという方には、Toplandの方がおすすめだと思います。

ただし、コーヒーを浄水した後、普通に川の水を浄水してみたら活性炭フィルターが臭いを吸着したためか若干コーヒーの香りがしたため、汚れた水を浄水した際は必ず洗浄する事をおすすめします。

上記の様な事やフィルター性能を100%発揮する為にも、公式にある通りジュース等の浄水はしないようにしましょう。

結論

以上、台湾発携帯浄水器『Toprand Filter Vladder』でした。

ソーヤーミニと比較した結論としては、、、
下記の理由で万人におすすめできる非常に良い携帯浄水器なんじゃないかと素直に思いました。

●フィルターのメンテナンス性や活性炭フィルター故の美味しい水
●2000L/分という圧倒的な浄水スピード
●水が秒で汲める底開きウォータータンクが標準装備

結構良いですよコレ。

ただし、ソーヤーミニには圧倒的なフィルター寿命があるので、ヘビーユーザーにはソーヤーミニの方がおすすめかもしれませんね。

デザインに関しても、ソーヤーミニはブラックがあるので、私個人としてはデザイン性はソーヤーミニの方が好きなんですが…。

以上を踏まえても…私はしばらく『Topland』を使用するかもしれません。

以上、素敵なキャンプライフを。

では、また。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました