どうも、ボンです!
キャンプ歴5年の自然と日本酒を愛す者です。
いよいよ冬の季節ですね。
冬こそキャンプですよね。
ただ、泥酔してそのまま寝てしまい凍死してしまったソロキャンパーの記事を見ました。
お酒好きの私としては、他人事ではない辛い記事…。
この記事を見て思いました。
こんなことが二度と起きないように、魅力的な冬キャンプでも凍死だけはしないよう、改めて寒さ対策を徹底しよう、と。
今回は、そんな思いのもと、電源無しサイトを想定し私が日々行っている寒さ対策をまとめました。
電源無しの場合を想定している理由は、電源有りサイトに行かれる方は基本的にリスクの高いキャンプは行わないキャンパーが大半だと思っているためです。
電源有りサイトを選択している時点で、寒さ対策は完璧にしてそうですからね。
死んだら二度とキャンプできなくなりまよ!!
改めて寒さ対策は万全に!!
この記事は以下のような人におすすめ!
●冬キャンプにチャレンジしたい
●キャンプビキナー
●お酒好き
では、いってみましょう。
No.1 焚き火
今更何を当たり前の事を言っている?
と言われそうですが、防寒対策No.1はやっぱりコレ。
『焚き火』でしょう。
【チェックポイント】
①冬キャンプの醍醐味
②リフレクターがあれば段違いの暖かさ
冬キャンプの醍醐味
特別説明は不要だと思いますが、やはり冬の醍醐味である『焚き火』は最強の防寒対策になります。
リフレクターがあれば段違いの暖かさ
No.2 良い肌着(私はひだまり本舗エベレストを使用)
冬キャンプをする方には心からおすすめしたい第1位。
『良い肌着』のご紹介です。
ずーっと私のブログでは言っている事ですが、本当に肌着にはこだわった方が良いというのが私の意見です。
ちなみに、私は『ひだまり本舗エベレスト』
【チェックポイント】
①高コスパで恩恵がデカい
②服や暖房器具の軽量化
③防寒対策で一番良かったのは肌着
高コスパで恩恵がデカい
肌着をこだわる事の恩恵って大きいんですよ。
だって、基本常に着ているから。
朝から晩まで、寝ている間も恩恵を受けられるんですよ。
こんな高コスパな防寒対策があると思いますか?
ちなみに、私が使用している肌着は『ひだまり本舗のエベレスト』です。
価格は上下で2万円くらいします。
肌着としては、マジ高いです。
ただ、そこらの防寒肌着とは比べ物にならないくらい暖かく、エベレスト登山隊も着用という、間違いない実績もあります。
確かに2万円しますが、キャンプ中ずっと恩恵を受けられると考えると、圧倒的な高コスパ製品だと思いませんか?
服や暖房器具の軽量化
冬の防寒対策って、結構嵩張ってしまって重量も重くなりがちです。
アウターや、ストーブ、湯たんぽ等々、、、
ただ、肌着をこだわってエベレストにすれば、下手な暖房器具より断然暖かい上に荷物を増やさずにキャンプに行けます。
私の場合、多少寒さ耐性があるのは事実ですが、0℃くらいならエベレストとフリース一枚くらいで耐えられるくらい暖かいです。
防寒対策で一番良かったのは肌着
まず防寒対策で最強なのは、やっぱり焚き火か灯油ストーブや薪ストーブ等の火器類なのは間違いないでしょう。
ただし、その恩恵を受けるまでのプロセスやランニングコストを考えましょう。
そんな考えの元、私も色々試しました。
そして結論は、、、
やっぱり、手軽で恩恵が大きい肌着が防寒対策上最も重要視すべきアイテムだという答えに行きつきました。
荷物も増やさず、ランニングコストも掛からない、肌着ブーストは非常に恩恵が大きいです。
私は、防寒対策でこだわるべきは肌着だという結論に至っているのですが、周りの人にプレゼンしても誰にも受け入れてもらえないという事実は悲しい限りです。
肌着に2万円は…確かに覚悟が要りますからね。
ただ、間違いない製品なので、冬キャンプがメインの方は是非検討してみてください。
No.3 良いシェラフ(私はナンガを使用)
次は、シュラフです。
安かろう悪かろうです。
是非とも、『良いシュラフ』を買ってください。
私はナンガを使用しているので、ナンガを紹介させていただきます。
【チェックポイント】
①値段相応、高いシュラフは間違いない
②天然の上質ダウン
③簡単に洗える
値段相応、高いシュラフは間違いない
日中や起きている時は、なんだかんだ焚き火があったり動いていたりするので、ある程度寒くても耐える事が可能です。
ですが、寝てる時は別です。
凍死してしまった事例も寝ている時です。
冬キャンプ舐めてるとホント辛い事になります。
そこで、寝る時に重要なのは『良いシュラフ』です。
良いシュラフというと、表現が曖昧ですが、『値段相応』ある程度の価格帯の物を選択する事をおすすめします。
そして、私がシュラフを選ぶ際に気を付けている事は下記の通りです。
上記の様な事を製品比較しながら検討しています。
ちなみに、私は山渓×NANGAオーロラ600DXオールブラックを使用しているのですが、ナンガは間違いないです。
フィルパワー760・ダウン600g・防水オーロラテックスという仕様で、約35,000円はかなり安いと思います。
私自身あらゆるシュラフを使ってきたというわけではないですが、少なくとも安いシュラフを始め5種類程度は使用してきました。
やはり、化繊と比較すると天然ダウンの方が圧倒的に寝心地が良く、他を使う気にはなれません。
また、ナンガの場合は永久保証も付いてくるため、多少高い買い物でも結果的にコスパが良い商品だと思っています。
天然の上質ダウン
基本的に私は天然ダウン推しなんですが、コチラの製品フィルパワー(FP)が760あります。
いわゆる、どれだけ羽が空気を含んで断熱してくれるかというスペックで、数字が大きければ高品質になります。
フィルパワーの分かり易い基準は以下の通りです。
FP700以上であれば高品質のダウンと覚えておいていただければと思います。
つまりこちらのシェラフはFP760ですので、高品質なダウンを使用しているって事ですね。
本当に、フワフワで暖かいです。
簡単に洗える
そして、天然ダウンだと洗濯が不安になりますが、簡単に洗えます。
洗濯ネットに入れて、洗って、脱水して、干して終了です。
つまり、普通に洗濯するだけです。
公式では、脱水は手で絞るように書いてありますが、私は失敗覚悟で洗濯機の脱水機能を使っても問題ありませんでした。
過去に洗った際のBefore・Afterを載せておきますが、フワフワ復活に感動するレベルですよ。
Before
After
ざっくり真ん中あたりの厚みが9cm⇒11cm、約1.22倍に。
感覚的にもフワフワ感が復活し、スモーキーなニオイもほぼ無くなりました。
ナンガは少し高くて購入を躊躇している方が多いと思いますが、寝心地、上質ダウン、洗える、永久保証とまず買って間違いない商品で誰にでもおすすめできる商品です。
是非検討してみてください。
No.4 R値の高いマット(私はサーマレストを使用)
次は、底冷え対策です。
そこで重要なのが、『R値の高いマット』です。
私はサーマレストのZライトソルを使用していますが、R値は2.0とそこまで高くはありません。
ただ、私は寒さ耐性と他のブーストアイテムの恩恵もある為、上記スペックでも間に合っています。
【チェックポイント】
①R値とは?
②季節毎のR値の適正数値
③おすすめ商品紹介
R値とは?
R値(R-value)とは、断熱性を表す数値です。
R値が高いほど高性能で、断熱性能が高いということになります。
また、R値は足し算が可能なので、安い銀マットや段ボール等を重ねる事で安く高断熱なマットを作る事も可能です。
ただし、荷物が増えてしまうというデメリットは有りますが…。
また、 R値という記載が無い製品も多い為、そういった場合は『推奨使用気温』を参考にしましょう。
その記載も無い場合は、失敗を回避するためにも極力選択しないようにしています。
季節毎のR値の適正数値
季節毎のR値適正数値は以下の通りです。
冬であれば3.3以上は欲しいところ、という事になります。
ただ、R値3.3以上のマットって価格が高い上に、エアマット系ばかりなんですよね。
エアマットはコンパクトになりR値も高くてメリットも多いのは事実ですが、準備・撤収のハードさを考えると好きになり切れない私がいます。
登山からのテン泊を考えている方には、エアマットという選択肢は間違いないと思います。
おすすめ商品紹介
私の場合は、準備が楽過ぎるR値2.0のサーマレストのZライトソルがスタメンヘビロテ製品です。
冒頭にも述べましたが、私は寒さ耐性と他のブーストアイテムの恩恵もある為、上記スペックでも間に合っています。
ただし、クローズドセルタイプ(折りたためるタイプ)はR値2.0前後が一般的なので、それ以上の性能を求める場合はエアマットを選ぶようにしましょう。
特に、性能が高くおすすめな商品は下記2点です。
エクスペドについては、正確に言うとダウンが入っているのでダウンマットというのに分類されますが、どちらもR値は段違いに高いです。
ただし、値段も段違いに高いので、その点はどこまでの性能を求めるか?お財布と相談しましょう。
No.5 コット(底冷え対策)
次はエアマットを使わずに、底冷え対策をブーストするアイテムの紹介です。
簡易ベットこと『コット』ですね。
【チェックポイント】
①コットを使うと段違い
②寝心地も良好
③選ぶ際のチェックポイント
コットを使うと段違い
底冷え対策で、地面から離れる事が出来るコットは効果が絶大です。
R値2.0前後のクローズドセルタイプでも、かなりの底冷え対策になります。
また、コットは安い物も多く存在し、私が使用しているタイプも1万円以下で購入できるタイプです。
エアマットの良いモノを購入する場合、3万円以上してしまうのでコストを抑えつつ底冷え対策をブーストするアイテムとしては非常に優秀です。
寝心地も良好
個人的には、エアマットよりもコット&サーマレストZライトソルの方が寝心地は好きです。
エアマットの寝返り打つ際に沈むのがあまり好きになれないんですよね。
その点、コットも沈みますがエアマット程ではない。
ただ、ギシギシいう点は諦めましょう。
やはり、個人的にベストなのは、地面にサーマレストのみというタイプで、より敷布団に近いところが好きです。
冬はなかなか厳しいですけどね。。
選ぶ際のチェックポイント
次に、私がコットを選ぶ際にチェックしているポイントを紹介します。
特に気にしているポイントは①のローコット(低い)かハイコット(高い)か?という点と、②の横幅です。
まず、私はローコット推しです。
ローコットは基本的に重さや収納サイズがハイコットよりもコンパクトになるので、扱いやすい為です。
次に、横幅は寝返りが打ちやすいように、70cmくらいの広いタイプを選択するようにしています。
65cm前後の製品が多く、『安くてデザインも良い』と思うような製品は60cmくらいが多かったりします。
少しゆったり目のローコットが欲しいという方は、横幅を確認する事をオススメします。
No.6 灯油ストーブ
間違い暖かさを発揮する心強いヤツ。
お次は『灯油ストーブ』の紹介です。
【チェックポイント】
①暖かさは最強クラスでランニングコストも安い
②調理も出来る優れもの
③大きくなりがちで持ち運びが難点
④一酸化中毒に注意
暖かさは最強クラスでランニングコストも安い
私が使用している灯油ストーブは、『フジカハイペット』という機種ですが、灯油ストーブは何より暖かい!
上記の写真は、パンダTCでのソロキャン時の写真ですが、外気温2~3℃に対し幕内はまさかの27℃。
コンパクトな幕であるパンダTCでの検証とはいえ、驚異的な暖かさです。
大きな幕でもフジカ1台で15℃前後まで暖かくなるので、かなり優秀な暖房器具と言えるでしょう。
正直、ハイスペック過ぎてソロで使うようなもんじゃないと思います。
ちなみに、フジカは暖房出力2.5kwですが、より高い出力の灯油ストーブも多く存在するので『もっと暖かさを!!』という方は、色々と調べてみてください。
個人的には、トヨトミの対流型シリーズが見た目的にも悪くなく、6.6kwという高火力で良いなと思っています。
特に、2021年モデルの『ギアミッション』は無骨が大好きな私としては見逃せないビジュアル。
恐らく、マイホーム用に買ってしまいそうです。。。
また、よりカッコよさを求めるなら、加圧式になりますが『武井バーナー』や『オムニバーナー(カスタム品)』なんかもおすすめ。
『男の中の男』感満載のギアなので、是非こちらも検討してみてください。
そして、灯油ストーブはランニングコストが安いのもメリットの1つ。
2021年12月現在の栃木の灯油価格は、18Lあたり1,700円~1,800円くらいなので、計算しやすいように100円/Lとしましょう。
フジカの燃料消費量は0.26L/時間なので、1時間あたり約26円です。
十分安い部類じゃないでしょうか?
調理も出来る優れもの
次に、
大きくなりがちで持ち運びが難点
やはりデメリットは大きくなりがちなところでしょう。
暖房効率だけを考えれば最強クラスですが、ソロや軽量でキャンプをしたい方には向かないのは事実。
故に、私もソロの時は使用しませんからね。
小型でこの火力を出すものは存在しないと思いますので、その点は割り切りましょう。
一酸化中毒に注意
また、幕内で使用する場合は一酸化中毒に注意しましょう。
一酸化炭素は無色・無臭のガスで、血液中のヘモグロビンと結合しやすく、体内の酸素欠乏を引き起こし、少量でも命の危険がある毒性の高いガスです。
必ず、幕内で使用する場合はベンチレーター付きの幕を使う事や一酸化炭素を感知するアラームなんかを使用するようにしましょう。
また、基本的に灯油ストーブの幕内使用は推奨されていないと思いますので、あくまで自己責任で使用するようにしてください。
No.7 ガスストーブ
灯油ストーブや焚き火等には負けるが、手軽に使える心強いヤツ。
お次は『ガスストーブ』の紹介です。
【チェックポイント】
①手軽に使えるが暖かさはそれなり
②荷物が増えがち
③一酸化中毒に注意
手軽に使えるが暖かさはそれなり
灯油ストーブと違い、ガス缶をセットすれば即使える為、非常に手軽に使用できる点はメリットです。
ただし、焚き火や灯油ストーブ等には到底敵わないので、補助的な暖房器具としてイメージしておいた方が良いかもしれません。
そうは言っても、製品によっては暖房出力が高いものもあるので、より暖かい製品が良い場合は暖房出力を注意しながら選択していただければと思います。
荷物が増えがち
本体+ガス缶が必要になるので、荷物は増えがちです。
ソロキャンで軽量化を目指している私としては、使用する事は少ないのは事実。
また、ガス缶も安い物じゃないので、ランニングコストも掛かる点は私としてはデメリット。
ファミキャン等で、より快適さを求めてちょっと本気を出す時くらいの出番です。
一酸化中毒に注意
また、灯油ストーブ同様、一酸化中毒に注意しましょう。
灯油ストーブと繰り返いしになりますが、必ず幕内で使用する場合はベンチレーター付きの幕を使う事や一酸化炭素を感知するアラームなんかを使用するようにしましょう。
大事な事なので2回記載させていただきました。
ちなみに、ガスストーブなら『センゴクアラジン』がレトロでカッコ良いのでおすすめです。
価格は高いですが…。
No.8 つま先の防寒対策
最後はつま先の防寒対策の紹介です。
冬キャンプやると分かりますが、つま先の冷えは結構辛いです。
起きている時は焚き火でつま先を温めればその場を凌げますが、寝る時はつま先が冷えてると快適に眠れず地獄です。
シュラフと肌着のお陰で体はわりと暖かいのに、つま先が温まらないって事もしばしば。
そんな、つま先の防寒対策(特に寝る時)を紹介します。
【チェックポイント】
①湯たんぽ
②靴下
③つま先用ホッカイロ
湯たんぽ
やはり、最強は『湯たんぽ』でしょう。
とにかく暖かい。
寝る時の恩恵は凄まじいです。
ただし、荷物が増えてしまう点やお湯を入れるor温める手間があるので、その点面倒なのはネックです。
灯油ストーブ等を使っている方は、上に乗せて温めておくと時短になるので便利ですよ。
靴下
次に靴下です。
肌着同様、靴下もそれなりにいい物をオススメします。
メリノウールとかそういうやつですね。
ただし、紹介しといて無責任な事を言いますが、いい靴下でもそれ程大きな効果は得られません。
結局、キャンプって動かない時間が多いため、体が冷えてしまえば保温効果があろうとなかろうと靴下が熱を生み出すわけではないので、良い靴下であってもそれ程効果は得られません。
『安物よりはマシ』程度に考えておきましょう。
つま先用ホッカイロ
最後は、つま先用ホッカイロです。
こちらは靴下とは違い熱を発してくれるのでおすすめです。
ソロで軽量化の場合は、いい靴下&つま先カイロのダブル使いが多いです。
湯たんぽ使いたいですが、荷物が増えたり準備の手間もあるので。
ただし、こちらも過信は禁物。
以前-10℃くらいのところで使用した際、全く暖かくならなかった経験があるので、気温が低すぎると効果が得られない可能性があります。
製品の説明等しっかり確認して気を付けてご使用いただければと思います。
まとめ
以上、冬の防寒対策完全版でした。
如何でしたでしょうか?
冬キャンプ舐めてると死にますよ!!
と、自分に言い聞かせ今までより安全に楽しくキャンプが出来るように心がけたいと思います。
以上、素敵なキャンプライフを。
では、また。
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