どうも、ボンです!
キャンプ歴5年の自然と日本酒を愛す者です。
早速ですが、自作ギアって愛着沸きませんか?
沸きますよね。
私も色々と自作でギアを作成したり、既製品のギアを自分好みにアレンジをしてきました。
そして本日は、大物ギアにチャレンジです。
そう、テントです。
軍幕風をイメージした無骨なテントを作っていきたいと思います。
形状は、出来る限り簡単な作りでシンプルに。
どちらにしろ、私自身が素人なので複雑に作る事は出来ませんからね。
そして、設営方法をアレンジできるような、そんなテントにしていきたいと思います。
この記事を通して、オンリーワンな物が好きな方が「少し真似してみようかな?」と思えるようなテントを作っていきたいと考えております。
この記事は以下のような人におすすめ!
●自作テントに興味がある
●唯一無二なギアが好き
●軍幕や無骨なギアが好き
では、いってみましょう。
製作の方向性を考える
製作の条件としては、
こんな感じで考えてます。
それぞれをクリアするために、下記の様な方向性で製作していきたいと思います。
こんな感じで考えてきます。
どいう形状のテントにするのか?
結論としては、この形状で考えてます。
素人が考えられるレベルなんて、このレベルです。
分解すると下記の様なイメージになります。
直角二等辺三角形を3枚組み合わせた、ティピ型テントです。
何故、この形状にしたかというと、なにより『シンプルで分かり易い』から。
サイズですが、私は身長170cmのため。低辺の長さが2.5mでピッタリ、2.8mくらいになると少し余裕が出てくるかな?というサイズ感になると思います。
そして、テント同士を繋げる際に、軍幕同様ジッパーなんかは使いません。
ボタンで攻めます。
そして下記の様に、4枚組み合わせればスクエアタープにもなるという拡張性。
こんなイメージです。
また、テントとして使用する際、1枚余るわけですが、、、
これです。
焚き火の風防として使用するわけです。
1枚跳ね上げれば、ちょっとしたタープ的な役割も果たします。
分かりやすい形状で作りもシンプルなので、簡単に作れるんじゃなかろうか?
と、軽く考えてます。
わりと拡張性もあり面白い良いんじゃないかと自画自賛です。
材料調達
次に、材料を調達していきます。
使用する材料は下記の通りです。
ここで鬼門になってくるのは、
①幅の広いコットン生地
②2cm前後の金属のボタン
④防水用のワックス
この辺りでしょうか。
順番に説明していきます。
幅の広いコットン生地
幅の広いコットン生地の調達、舐めてました。
楽天とかで、安く購入できるかなと。
私としては、作業工数を減らしたい&ビジュアル的にも、布をつなぎ合わせるという事はしたくないんですよね。
ですので、下記の様なイメージで直角二等辺三角形を切り出していければと考えていたんですが、、、
まず、帆布等の生地で幅1.5m前後をロールで購入できるところが無い!!
あったと思ったら、高い!!
これでは、製作条件のコスト1万前後を大幅に超えてきてしまう…。
正直、厚さはそこまで求めてないんですよ。
ワックスの撥水加工でなんとかなるんじゃないかという甘い考えと、そもそもそこまで自作テントに防水性求めてないという点で多少薄くても良しとしてます。
それでも、幅広の良さげな生地がなかなかない。
仕方が無いので中国輸入に頼りました。
生地幅1.48mの生地を8m購入して、2,180円でした。
まぁ、日本じゃまずアリエナイ金額ですよね。
若干生地の薄さは気になりますが、そこまで粗悪品という印象も無く、『良いんじゃなかろうか?』という印象です。
2cm前後の金属のボタン
こちらの調達も、、、舐めてました。
無骨な感じで安いのが無い!
シンプルな感じの金属ボタンで良いんですが、案外ないんですよね…。
Amazonとかに安くあるだろうと思っていましたが、見当違いでした。
結局、Creemaで発見した☟のメタルボタンを購入。
このレトロ感が無骨で、そしていやらし過ぎない自然な感じが気に入りました。
ただ、数量はまさかの、、、25個!
計7,950円です。
生地は安く仕入れられたものの、ここにきて大きく予算オーバー。
今思えば、樹脂製の安い物で妥協するのもアリだったのかもしれませんが…。
ボタンでテントを作ろうと考えている方で、コスト重視の方は樹脂製をおすすめします。
防水用グリーンランドワックスを自作
グリーンランドワックスとはコレです。
要はこれを生地に擦り付けて、アイロンやヒートガンの熱で溶かして生地に浸透させ防水加工をするというヤツです。
ただ、今回はテント全体を防水加工する必要がある為、結構な量が必要になります。
となると、結構お金がかかってくるので、自分で作っちゃいましょう。
作り方は『Google先生』で検索すれば、いくらでも出てきますが、ミツロウとパラフィンワックスを1対1で溶かして固めたら出来上がり、と非常に簡単に作れます。
材料準備
では、早速材料を準備していきます。
Amazonでポチポチっと秒で購入できますので、何もためらわず発注。
ミツロウに関しては、黄色いモノと白いモノが有りますが、黄色いモノは花粉の色らしく、その花粉を取り除いたモノが白いミツロウになるらしいです。
ですので、迷う事なく好きな方を選択すればいいと思います。
ちなみに、最終的にどの程度必要だったかというと、テント全部に塗り込むのに約800gグリーンランドワックスが必要でした。
いや、想像よりめっちゃ使う…。
ご参考まで。
1対1の分量を溶かす
次に、1対1の分量を測って溶かしていきます。
ボウルは捨てる事を想定して、100円ショップの物を準備。
溶かす際は、湯銭でグツグツやっていきます。
入れ物に入れて固める
全部溶け切ったら、捨てても良いような容器に入れましょう。
捨てても良い容器が無い場合は、タッパー等にクッキングシートを敷いて流し入れればOKだと思います。
しばらく放置して、冷え固まったら完成です。
簡単に作れますし、コットン生地や革製品の防水加工に使えるので、作っといて損はないと思いますよ。
製作
では、材料が揃いましたので早速製作に取り掛かりましょう!
今回、製作に関しては得意な人に任せてしまったため、ボタン装着までの製作過程の画像が無くて申し訳御座いません。
簡単な図面はアップしますので、こちらを参考にしてください。
ただ、前述した通り、そこまで難しい作りにはなっていないので、その点はご安心を。
簡略化図面
※後日アップ
グリーンランドワックスで防水加工
生地が完成したら、次にグリーンランドワックスで防水加工です。
生地に擦り付けてから、アイロンで溶かして染み込ませます。
アイロンは、なんとなくワックスの汚れが気になったので、アルミホイルで補強しました。
ただね、
このやり方、
めっちゃ時間かかります…。
お堅いワックスを刷り込むのが、想像以上にしんどい。。。
その上、厚く塗れない。
という事で、結局固めたワックスを溶かしてハケで塗る事に。
圧倒的に塗りやすい。
ただし、かなり厚く塗れてしまうので、想像以上のワックスの消費…。
半日近くワックスを塗って、アイロンで溶かし入れて、アニメ見てを繰り返し、ようやく防水加工完了です。
渋めの色ムラがなかなか良いんじゃないでしょうか?
結局、1枚あたりワックスを200g使ったので、4枚で800g使用しました。
こんなに使うもんなんだろうか?
という疑問は残りますが、とりあえず防水加工は完了です。
ハトメ装着
最後に、角3ヶ所&底辺の真ん中に1ヶ所の、計4ヶ所ハトメを装着したら完成です。
何も躊躇わず穴を開けて、ハトメを装着。
まぁこんなもんでしょう。
完成です!
お疲れ様でした。
設営
早速、サイズ感の確認も兼ねて設営してみましょう。
まずは生地をボタンで繋ぎ合わせていきます。
次に、ハトメにガイロープを通し、木に吊るしてみます。
なるほど。
悪くないんじゃないでしょうか?
サーマレストを挿入しても、問題なく収まるサイズ感。
次に、ポールで3枚目を跳ね上げてみます。
ポールは木を調達するのがベストですが、今回は試し張りなのでお許しを。
これまた良いんじゃないですか~。
そして、フルクローズ。
まぁこれはこんなもんですよね。
最後に、余った1枚を風防として設営してみます。
良いと思います。
非常にシンプルながら、多様性もあり設営も簡単。
そして、それなりにカッコいい。
4枚組み合わせたスクエアタープバージョンは今回試すのを忘れてしまいましたが、なかなかの出来じゃないでしょうか?
初陣が楽しみです。
まとめ
以上、軍幕風の自作テントを作ってみた!でした。
如何でしたでしょうか?
簡単な作りで、裁縫技術がある方なら難なく出来るレベルだと思います。
材料についても、今回はメタルボタンを採用してしまったので高かったですが、その辺のコストを抑えられれば1万円前後で材料調達も可能だと思います。
出来上がりに関しても、ほぼ満点の結果です。
『唯一無二のギア』
是非、興味がある方はチャレンジしてみてください。
以上、素敵なキャンプライフを。
では、また。
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